五十肩｜阪急茨木市駅から徒歩４分の整骨院は岡部針灸整骨院

五十肩

「肩が痛い」となると、まずは「肩こりかな？」と思う方が多いでしょう。しかし、通常の肩こりと「五十肩」は全く違うものです。

五十肩とは？

医学的には「肩関節周囲炎」という病名です。肩関節包滑膜に炎症が起きて癒着が起こり肩関節可動域が狭くなる肩関節痛です。

40歳から50歳にかけて肩関節が痛み動かなくなることから「四十肩」「五十肩」「凍結肩」と様々な名前で呼ばれますが、どれも同じ病態なのです。

五十肩とは？

五十肩はなぜ起こる？

治療家岡部の「肩関節周囲炎=五十肩」の考え方です。 40歳〜50歳代に起き易いことから、加齢に伴って関節包の柔軟性が低下したり、肩関節を安定させているインナーマッスル（棘上筋、棘下筋、小円筋、肩甲下筋）の筋力低下や、巻き肩（肩甲骨と肩関節が前に巻き込んでいる状態）によって肩関節機能が上手に使えていない方に多いと感じています。

つまり、肩関節を正しく保持する力が弱くなっている状態で、本人に自覚がない不自然な力が加わった際に肩関節包内位置異常(肩関節包内で肩甲骨の関節窩と上腕骨頭の納まりが悪い状態)が起きて、肩関節の違和感からはじまり次第に肩関節可動域が制限されていくのだと考えています。

肩症状が起こる数日前のことを詳しく聞くと「寝返りした時に違和感があった…」「犬の散歩中に引っ張られた…」など本人がほとんど自覚していない原因が潜んでいるのです！

※医学的には、原因がハッキリと分っている肩関節痛は「石灰沈着性腱炎：レントゲンで石灰沈着を確認」「肩峰下インピンジメント症候群：五十肩に似ているが他動的には動かせる」「腱板損傷：受傷状況を自覚されている場合が多い」などと診断されます。
医学的には「肩関節周囲炎=五十肩」は原因がハッキリしなくて、肩関節可動域制限を伴う肩関節痛のことを示すのです。だから医学書には原因不明と書かれているみたいです。
病態ははっきり把握しているけどあえて原因不明とされているところが、西洋医学のすごいところだと感じませんか！？

五十肩はなぜ起こる？

岡部針灸整骨院での五十肩の施術内容

＜施術内容＞: ある患者さんは病院でレントゲン検査やＭＲＩを受けて異常ないと言われたものの、右肩関節の後ろに二年以上違和感が続いているとのことでした。実はこの方が来院当初に一番辛く感じていたのは頭痛や首肩のコリおよび、家事や仕事に支障が出てしまう体調不良でした。; 病院や治療院に通っても良くならなかった様なので、事前に３ヶ月を目安に根本治療を目指そうと事前に相談していたこともあり、長期化して複雑になってしまっている原因を順番に施術していくことができたので施術者の私にとってもやり甲斐がありました。; 体調不良の１つ目の原因は頚部上部の不具合でした。環椎後頭関節(頭蓋骨-第１頚椎)、環軸関節(第１頚椎-第２頚椎)の動きが不自然になっているのを整えることで頭痛や頚部の不調が改善しました。; ２つ目の原因は、口を開けるときに前方に滑るはずの顎関節の左側がほとんど動いていなかったことで、左顎関節の動きを改善すると少しずつ体調が良くなりました。; この段階で２年間の中では体調もまずますで、歩いてみようという気力が湧いて来る程でしたが、右肩関節後ろの違和感はまだ根強く残っていました。; そして最後に、３つ目の原因として右肩関節包内の上腕骨頭位置異常を疑い、上腕骨頭の整復を試みてみました。; 年違和感があった肩関節の後方で「カツン」と音がして、肩関節後方の違和感が軽くなったという感想が聞けた時は、快方に向かう手ごたえがありました。; 長年の症状の場合、上腕骨頭の位置が正常化してから馴染むのに２〜３週間の修復期間が必要ですが、この方は２週間後にほぼ肩関節後方の違和感が消失しました。; 全ての症状が改善し自分から動き出そうという気力が湧いて来た様子だったので、【岡部式骨盤コントロール】【膝の上手な使い方】【岡部式シャンパングラス片足立ち】【肩関節のインナーマッスルトレーニング】に加えて【お尻が引き締まる歩き方＆バックキック】などを学んでもらいました。
本来の元気な自分に復帰してもらうことができた様で良かったです！; 一般的には、痛みや不調があるから施術を受けにきて、痛みが無くなれば来院しなくて良いと思われるかもしれませんが、実はその先があるのです。; 私が大切にしているのは、まずは痛みを和らげて少しでも楽になってもらうこと。; 次に、患者さんにご自身に症状の原因を知ってもらい、段階的に回復していくイメージを持ってもらいきれいな治癒過程に導くこと。症状が改善してきたら再発予防やステップアップなどを目的とした施術やアドバイスをしていくことです。自分の状態を理解すると見通しが立つので、自分が今どの段階にあるかを知ることができます。すると不安感が軽減するだけでなく、不思議と理想的な回復に向かうきっかけが生まれるのです。; 痛いところだけの局所施術ではなく、症状を多角的に捉えて原因の根本から施術することが大切です。; お困りの方はぜひご相談ください。