あなたのイキイキ元気をサポートします。痛みや不調の改善に定評のある大阪府茨木市の針灸整骨院です。阪急茨木市駅から徒歩４分。院前に専用駐車場２台。

病院で病気(高血圧症、甲状腺疾患、副腎皮質疾患などその他多数)が発見されず、検査では計ることのできない主観的な訴えの場合は不定愁訴という範疇に入ります。

自律神経失調症や更年期障害と診断を受け、向精神薬を主体として心身症の治療を併用される傾向がある様です。

頭痛、頭重感、肩こり、全身疲労感、全身の痛み、熟睡できない(入眠障害、中途覚醒、不眠など)、気力が湧かない、動悸やのぼせ、胸の圧迫感、下痢や便秘など。

 ※人によって症状は様々なので上記症状は一例だとお考えください。 また、病院の診断で不眠症、鬱病、不定愁訴、発達障害、自閉症、アスペルガー症候群、チック症、などと診断されて日常生活で難しさを感じていた方にも微力ながら喜ばれています。

ここで重要なのは、不定愁訴の原因の一つとして【環椎後頭関節や環軸関節の不具合】や【脳脊髄液の循環不調】【その他症状】が関与している可能性があることです。

 首は７個の頚椎と頚椎２番以下に介在する椎間円板(クッション)により頭の重みを支え、椎間関節面の方向によって顔の向きを大きく自在に動かしかすことができる構造となっています。

 椎体の中央には椎孔があり、その椎孔が連なって脊柱管(水道のホースをイメージしてみてください)があります。

脊柱管には脳からの命令を全身に伝える脊髄および脳脊髄液が硬膜という膜に包まれて通っており、頚部上部は脳の直下で脊柱管の始まりなのでとても重要な部位なのです。

 首の構造をもう少し詳しくすると…(読まなくても図を見たらＯＫ！） 脊椎は椎体(柱の部分)により重みを支え、椎間関節面の角度により関節運動の方向が決まっているので頚椎３番以下の椎骨は類似した形状をしています。

それに対して１頚椎(環椎)、第２頚椎(軸椎)は他の椎骨と違った特徴的な形状をしており、頭蓋骨底と環椎が構成している環椎後頭関節は顔を上・下に向ける(伸展・屈曲)動作に重要な働きをしており、環椎と軸椎が構成している環軸関節は顔を左・右に振返る(左・右回旋)動作で重要な働きをしています。

 これらの頚部上部の構造は動きに自由度がある反面、ちょっとした外力によってもバランスを崩してしまうことがあります。

 例えば「テレビの前で横になって手枕をしたまま寝てしまった…」「ソファーの肘置きを枕にして寝たら絶不調…」「転倒して頭を打たなかったけど首の痛みがなかなか取れない…」「昔に交通事故を起こしてから調子が悪い…」など原因は様々です。  

これまでの私の臨床経験で、頚部上部のバランスを整えたことにより他院では楽にならなかった難治性の症状が改善したり、鬱症状が和らぎ薬の服用が減ったり、よく眠れる様になったり、過度の疲労感があった方が元気になったり、首をボキボキ鳴らさなくなったり、頭痛が減ったり、手のシビレが回復したりすることが多々ありました。

これは、
□頚部上部が脊髄神経の通り道の高位あること。
□脳脊髄液の循環に上部頚部や仙骨部の連動が関係していること。
□自然治癒力の根源である脳幹部の働きに影響が大きいこと などが関係していると考えています。